LIVE report
2002.4
18日 名古屋 Heart Land Studio
いよぉ! ついにこの日がやってきた。
今日は 名古屋 Heart Land Studio で あのエクスタシーレコードのイベントなのだ
その名も、HACK YOUR TREND KILLERS!BANG☆11
そして、出演バンドは YOUTHQUAKE & PARASITE & REALぅぅぅぅ
こりゃスゲー!
近年 癒し系のさわやかロックが蔓延する中、
憤りを覚えた俺たちが、激しい本当のROCKを!!
と、意気統合して集結した3バンド。
激しさの中にこそ心の癒しが存在する。
そんなわけで、激しい系の好きな人には、極楽間違いなし。
※ 心臓の弱い人、医師同伴義務。
こんなホームページの書き込みを、覚えている人は多いだろう。
そう。まさに今日はREAL'sロックDAYなのだ。
YOUTHQUAKEは知っている人も多いと思うが、
1990年に結成した、正統派ハードロックバンド。
そのへヴィーでパワフルなサウンドは、10年の時を経て、ここに顕在していた。
PARASITEは、近年活動停止したSADISTのドラマーREOさんが新たに作ったバンド。
(PARASITEのREOさんと、REALのReo 名前が似ているが、間違えないように)
PARASITEも、どんなサウンドを奏でてくれるかとても楽しみだ。
時間よりも45分早くHeart Land Studioに着いたREALは、
早速準備に取り掛かる。
日の出順は @PARASITE AREAL BYOUTHQUAKE という事で、
リハーサル(所謂 逆リハ)が始まった。
リハをやって革めて思ったが、Heart Land Studioは
今までREALが出演したライブハウスの中で、 最も、音に迫力を感じる。
と言い切っても過言ではないであろう。
日もどっぷり暮れて、Heart Land Studio周辺に、お客さんが集いだした。
徐々に客席が暖まっていく。
1番目PARASITEのステージが始まった。
っと、ここで私は意表を突かれた。
何とドラマーであるはずのREOさんが歌を唄っている。
そして、ドラムはリズムマシーン(generally
speaking ウチコミ)
しかしながら、そのステージングに眼を剥いた。
卍の軍服に装したメンバー その中心に妖艶な出で立ちのREOさん。
その特攻的なサウンドに、ある種の懐かしさと新しさを垣間見た。
続いてREAL。
しかし、いつもと違う。
何故なら ドラムセットが迷彩色である。
そう、いつもはHeartLandのドラムを使うREAL 今日はYOUTHQUAKEのドラムに就く。
YOUTHQUAKEと言えば、ツーバス。REALといえばツーバス。ナルホド合点。
そんなわけで、REAL 幸奈 Elysian Summitに引き続き、本来の姿ツーバスを構える。
幸奈は私の印象では、まるで水を得た魚の如く、強烈なツーバスサウンドを醸し出していた。
物理的には、ワンバスにツインペダル と言うスタイルも、
ツーバス と言うスタイルも 同じであるが、
感覚的に、視覚的に、空間的に 明らかに違うと思う。
その激ビートに押されてか、Reoのベースも一際 暴れていた。
リズムが乗れば当然ギターの箔も変わってくるもの。
そして、REAL以上にお客さんのビートも前に突出するような感であった。
選曲もスピード感とパワー感がある曲を中心に8曲。
1.inferno 2.アバンギャルド 3.NEO PASSION 4.Mistic Dream 5.Dread on The「Future」
6.ICE LABYLINTH 7.SLOWMOTION NEUROSE 8.GERBERA
かなり濃厚なライブメニューであった。
REALの意気込みを直接感じる事が出来た。
最後は、今日のイベントの主催者でもあるYOUTHQUAKE。
彼らのサウンドは、芯のある太くて固まりのようなサウンド。
そこにHeart Land Studioの緻密な音作りが相俟って、より一層の力強さを出していた。
その統一された音とステージに、REALのお客さんも、PARASITEのお客さんも、
きっと爽快な光を見たに違いない。
激しさの中に本当の癒しがある。
その言葉の意味は、今日のイベントを体感した人に
肌で分かる事だと思う。
イベントを終えて、今日のようなイベントが全国各地で繰り広げられる日が来る事を
拙に希望する私であった。
このイベントを企画主催して下さった、YOUTHQUAKE にこの場を借りてお礼の意を表す。
そして、REALをここに繋いでくれた沢山の人にも 感謝する。
もちろん、イベントに一緒に参加したお客さんもね・・・。
22日 難波ROCKETS
2002年 大阪第一弾はココROCKETS。
本日の対バンは、ノンジャンル という事で、
ever green / Faith / 無恥鞭あなご / @-rch そして、REAL。
ん゛〜。REAL一番浮く事間違いなし。と意気込んで望んだ。
evergreenは、以前MUSIC FARMでご一緒させて頂いた、名古屋の爽やか系ロックバンド。
ジーンズヤマトのCMでもお馴染みだ。
そして、何と言っても気になる存在は 無恥鞭あなご・・・。
噂によると岐阜のバンドとか!?
無恥鞭あなごを言葉で表現するならば、爆笑系カルテット って感じかな。
という事で、中部 対 関西 と言う、取り合わせ。
さて、いよいよREALの開幕。
緞帳が開くと、そこにはツ−バスドラムのセットが組まれていた。
REAL幸奈、ElysianSummit、HeartLand に続いてツーバスで登場。
さては、ツーバスの味を占めたなぁ・・・。
ツアー先では、セッティングの便宜上、
ワンバスにツインペダルと言うスタイルが一般的だが、どうやら、ツーバス強行らしい。
そのステージの様と、ROCKETSの巨大スクリーンに映し出される映像は、
非常に堪能的であった。
大阪のREAL軍団、いつもながらに好調なすべり出しを見せる。
新曲中心のライブメニューであったにも関わらず、
初めて聞いたとは思えないほどの ノリを乗りまくってくれた。
ライブも佳境に近づいた所で、最前を埋めるお客さんの数が増した。
よく見れば、長野県から遠路遥々駆けつけたREAL軍団だった。
スゲーなぁ(素直な感想)。
その後、筆者は無恥鞭あなごのオンステージで、
その過激なパフォーマンスに 大爆笑を隠せなかったのは言うまでも無い。
28日 岡谷 CLUB THE MONKEY
気温とステージの温度差が、日本一のここ岡谷 CLUB THE MONKEY もはや、
REALにとっては故郷的なハウスである事は言うまでも無かろう。
そんなMONKEYに約半年ぶりに訪れたREAL。
いやぁ〜いつきてもここは変わらずにREALを迎えてくれる。
そんな思いで店内に入った。
ところが、暫く来ないうちにMONKEYは大幅な進化を遂げていた。
何と、新たに楽屋が建立されていた!
そう、今まで楽屋が乏しかった(無かった)MONKEYに 立派な楽屋が出来ていたのだ。
これにはREALメンバー全員 感無量。
しかも、宮坂さんのハンドメード らしい(噂)
さて、ここまでの流れから憶測すると REAL幸奈 今日もツーバス強行か?
しかし、MONKEY お世辞にもステージが広いとはいえないが、
果たして、巨大なツーバスセットが置けるのだろうか?
と、思うより先に置いてみよう。
成せば成るとはこの事で、ちゃんとセット出来たのであった。めでたしめでたし。
今日も、ド迫力のツーバスサウンドを喰らわしてやるぜと、REAL一同好機でリハに望む。
さて本番。
言わずと知れてMONKEYは大入袋。感謝感謝。
今日のREALのテーマはイタツク(至れり尽せりの略)
壱.ROSARIO 弐.Dread on The「Future」 参.MUSK 四.SLOWMOTION NEUROSE
伍.Mistic Dream 六.Elegance Law 七.MISDEED 八.GERBERA
まさにイタツク。
何故イタツクなのであろう? それは、REALは8月までライブ活動をしません と言う。
その心は、より一層パワーアップする事 そして、新しいアイテムを発表する事。
更には、もっと大きくなる という事。
とJURAがMCで言っていた。
ステージを終えて 楽屋(新) に戻るREAL。
客席からは、アンコール。
アンコールは予定していなかった。
しかも、REALの演奏時間も終わっている。
アンコールには応えられない・・・と、宮坂さん登場。
「行きますか!」 よっしゃ。
っという事で、急遽渾身の力を振り絞って ××ボーイ
ん゛〜 イタツクヅクシ。
ではみんな、夏に会おう!
Back